腹ごなし

暮らしっくさんが
お気に入りの自転車で
きぃー
と、やって来て

今から走るから
こっち乗って伴走して
私がサボらないように

と
走り出します


お腹いっぱいに
食べ過ぎたぶん
減らすのだそう

お腹いっぱいなのに
よく走れるなあと思うのですが



夕方は風が気持ちよくて
あんまりきっちり決めずに

もう歩く

と
急にゆっくりになっても
空がだんだん変わってゆくのを
時々、色や匂いで感じながら

帰ってからのことを
何にも考えていない
こんな時間が
ちょっと贅沢に思えます