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お天気屋台風 JASMINE

ブーゲンビレア、風の葉、うたた寝



ブーゲンビレアの
赤い葉っぱがさらさらと
南風に鳴っている
その下へ
目映い陽射しから逃れ入ると
ひとつしかないメニュー
パパイヤをテンコ盛りで注文

きゅっと搾ると
ぱっさぱさのさのうが
指先で飛び出し
一滴も滴らないライムを
なぜか格好だけ回しかける

白っぽく温い果肉は
控えめな甘さと
強めの香とえぐみがあり
パパイヤの生命力を感じる味


満腹感で安心する
風の音がずっと聞こえる
いつのまにかうとうとしてしまう


少し寝て目が覚めたくらいでは
何も変わっていなかった
乾いた午後の黄色い砂埃と
鳴り続けるブーゲンビレアの葉の赤は
永遠にそのままのよう


どれくらい眠ったか
今日のうちに目覚めたのか
という軽い不安は
もうどうでもよくなっていて
起きたら起きたとこから始まる
それで良いのじゃないか


今を
これからを
良く生きるなら
またこうして
ブーゲンビレアの葉の中で
満たされていることもできる




そんな
懐かしい夢を見たのは
やすみんさんの台所に
ふぁさふぁさ賑やかなブーゲンビレアが
やってきたからでしょう
大きくなるだろうか
あの頃のようにしっかりと伸びてくれたら
お天気屋台風やすみんの台所を
その下に移転したいな



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